トル、ママ、イク

 

本を作る過程の中で、最も重要な作業のひとつが校正です。

校正にあたっては、校正者、編集者は校正記号というものを使います。これは組版作業者との共通ルールのようなもので、組版で直すときに、間違いがないようにするためです。

著者の方が校正するときは、校正記号を使う必要はありません。赤ペンなどで、こちらに分かるように書いていただければよいのです。

長い文章を入れる場合は、鉛筆でもよいと思います。赤ですんなり書ければよいですが、やはり、消したり、足したりが出ます。それを赤でやるとぐちゃぐちゃになる恐れがあるので、鉛筆のほうが安心でしょう。

 ここで、著者の方も知っておいて損のない校正記号を紹介しましょう。

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タイトルについて

 

本を出す方にとって、本の題名(タイトル)は、一番重要といってもよいでしょう。

 すでに著者名を知られている人であれば、その名前だけで、注目してもらえますが、多くの、無名である著者にとっては、書店で「なにこれ!? おもしろそう」と手に取ってもらえるかどうかが、勝負だからです。

 そこでよいタイトルとは?

インパクトのあるもの、興味を惹くものがよいタイトルといえるでしょう。小説ですと『桐島、部活やめるってよ』『世界の中心で、愛をさけぶ』など、なるほど、売れるのも分かるような気がするものがあります。わりと自由というか、インパクト重視という感じですね。

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ペンネームについて

 

本を出すにあたって、題名はもちろん大切ですが、その前に著者名もおろそかにはできません。

多くの方は本名をそのまま使うことが多いと思います。でも、中にはペンネームを使う方もいらっしゃいます。たとえば、本の内容で、実名を出すと差し障りがある場合、これはペンネームを使って、登場人物も仮名にしたほうがよいです。

よく「本当のことだから、かまわないのでは?」とおっしゃる方がいますが、事実でない場合はもちろん、事実であっても、相手が公表したくないと思えば、名誉毀損が成立します。そして出版差し止めを申し立てれば、本を出すことは困難になります。

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言いそこ間違い

 

誤用についてですが、このタイトル自体がまちがいですね。これは「言い損ない」と「言い間違い」を混同したものです。すでに古典的なギャグになっています。鳳啓助さんのものですね。

ほかにも、アホの坂田こと坂田利夫氏が言ったとされる「ふしだらな妹ですが」(「ふつつかな」をカン違いしたもの)などもあります、さすがコメディアンは言葉遊びが巧みです。 

 重複として「腰が腰痛でね」など、ギャグとしては笑えますが、これを私たちが本として書いてしまうと、恥ずかしいですよね。とても笑えません。

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思い込み

 

完成した原稿は入稿されて、校正紙となって出てきます。校正紙は出来上がった本を見開いた形、つまり右側のページと左側のページの2ページ分が一枚になっています。

これを初校と呼び、それを戻して2回目に出たものが再校になります。通常は2回で終わりですが、直しが多い場合は、もう一回やります。これを三校、念校などといいます。

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