校正者は、まず、校正紙を初めから一通り読んで行きます。これを「素読み」といいます。
素読みで、明らかな間違い、抜けたところ、文章の意味が通らないところを見つけて、それを直していきます。
さらに、読んでいて、「本当にこれで正しいのか?」と思った部分を、辞書、資料などで確認します。現在はインターネットという便利なものがあるので、専門知識がなくてもたいていのことは調べられます。ただし、ネットには間違った情報も載っているので、100パーセント信頼はできません。
校正者は、まず、校正紙を初めから一通り読んで行きます。これを「素読み」といいます。
素読みで、明らかな間違い、抜けたところ、文章の意味が通らないところを見つけて、それを直していきます。
さらに、読んでいて、「本当にこれで正しいのか?」と思った部分を、辞書、資料などで確認します。現在はインターネットという便利なものがあるので、専門知識がなくてもたいていのことは調べられます。ただし、ネットには間違った情報も載っているので、100パーセント信頼はできません。
本を作る過程の中で、最も重要な作業のひとつが校正です。
校正にあたっては、校正者、編集者は校正記号というものを使います。これは組版作業者との共通ルールのようなもので、組版で直すときに、間違いがないようにするためです。
著者の方が校正するときは、校正記号を使う必要はありません。赤ペンなどで、こちらに分かるように書いていただければよいのです。
長い文章を入れる場合は、鉛筆でもよいと思います。赤ですんなり書ければよいですが、やはり、消したり、足したりが出ます。それを赤でやるとぐちゃぐちゃになる恐れがあるので、鉛筆のほうが安心でしょう。
ここで、著者の方も知っておいて損のない校正記号を紹介しましょう。
本を出す方にとって、本の題名(タイトル)は、一番重要といってもよいでしょう。
すでに著者名を知られている人であれば、その名前だけで、注目してもらえますが、多くの、無名である著者にとっては、書店で「なにこれ!? おもしろそう」と手に取ってもらえるかどうかが、勝負だからです。
そこでよいタイトルとは?
インパクトのあるもの、興味を惹くものがよいタイトルといえるでしょう。小説ですと『桐島、部活やめるってよ』『世界の中心で、愛をさけぶ』など、なるほど、売れるのも分かるような気がするものがあります。わりと自由というか、インパクト重視という感じですね。
本を出すにあたって、題名はもちろん大切ですが、その前に著者名もおろそかにはできません。
多くの方は本名をそのまま使うことが多いと思います。でも、中にはペンネームを使う方もいらっしゃいます。たとえば、本の内容で、実名を出すと差し障りがある場合、これはペンネームを使って、登場人物も仮名にしたほうがよいです。
よく「本当のことだから、かまわないのでは?」とおっしゃる方がいますが、事実でない場合はもちろん、事実であっても、相手が公表したくないと思えば、名誉毀損が成立します。そして出版差し止めを申し立てれば、本を出すことは困難になります。
誤用についてですが、このタイトル自体がまちがいですね。これは「言い損ない」と「言い間違い」を混同したものです。すでに古典的なギャグになっています。鳳啓助さんのものですね。
ほかにも、アホの坂田こと坂田利夫氏が言ったとされる「ふしだらな妹ですが」(「ふつつかな」をカン違いしたもの)などもあります、さすがコメディアンは言葉遊びが巧みです。
重複として「腰が腰痛でね」など、ギャグとしては笑えますが、これを私たちが本として書いてしまうと、恥ずかしいですよね。とても笑えません。