番外編として五輪エンブレムを取り上げます。25日に決定なので、書くなら今しかないので。ただし、あくまで私の独断と偏見による意見だということをお断りしておきます。
最終候補として発表されたA~Dは、すでにデザインの専門家たちが厳しい評価を下していますが、私も一目見てあれ? という感じです。この種のデザインは大胆かつシンプルでなければなりません。本のカバーデザインも然りです。候補の4案は大胆でもシンプルでもありません。デザインはイラストではないのです。 続きを読む 五輪エンブレム
番外編として五輪エンブレムを取り上げます。25日に決定なので、書くなら今しかないので。ただし、あくまで私の独断と偏見による意見だということをお断りしておきます。
最終候補として発表されたA~Dは、すでにデザインの専門家たちが厳しい評価を下していますが、私も一目見てあれ? という感じです。この種のデザインは大胆かつシンプルでなければなりません。本のカバーデザインも然りです。候補の4案は大胆でもシンプルでもありません。デザインはイラストではないのです。 続きを読む 五輪エンブレム
本のカバーにご自分が撮った写真を使いたいという場合。どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
まず被写体が、風景とか、花とかであれば問題ないですが、人の顔とか特定の商品、キャラクターなどが映っている場合は、基本的に相手方の許諾を得ることが必要になります。
ただし、このあたりはケースバイケースなので、さほど神経質にならなくてもよいと思います。商品のロゴが映っている場合などは、そこをぼかしたり、消したりすることで使用可能になることもあります。
また、知人のカメラマンなどが撮った写真も、その方の承諾があれば、もちろん使えます。
ご自分、あるいは知り合いの方が描いた絵を本のカバーや中の挿絵に使うことも可能です。もちろんそのぶん、費用がかかる可能性がありますが。
用紙は、A4ぐらいのものであれば大丈夫です。小さくてもハガキ大ぐらいあればよいと思います。やはり白で線などが入ってないものがよいですね。本の中に使うモノクロの簡単なイラストであればコピー用紙でも十分でしょう。
余り大きな絵だと、運ぶのが大変なので、ご自分でその絵を写真撮影して、それを使うという手もあります。
さて、本のカバーですが、誰もがまず気になるのは「色」でしょう。なぜなら、カバーの色によって、その本のイメージが植えつけられるからです。
カバーを制作する順番としては、著者の方がどんなイメージ、希望を持っているかを探ることが第1歩といえます。何か具体的なアイディア、たとえば写真や絵などをお持ちの場合はそれを拝見して、基本的に問題なければ、それを使う方向で検討します。
特にご希望がない場合は、どのような色が好きかを聞いて、ヒントにしたりします。ご自分の姓に赤が付くので赤系がよいとか。ブルー系が落ち着いて好みとか。
本の第一印象というと、やはりカバーになります。書店で最初に目に付くのはカバーですから、当然です。
本を作る多くの方が「表紙にこだわりたい」とおっしゃいます。この場合の表紙とは、厳密にはカバーのことを差している場合がほとんどです。カバーと表紙は別のものなのです。
表紙とは、本の本体部分の一番上の部分のことを指し、それをペロッと巻いているのが、カバーと帯です。