ご自分、あるいは知り合いの方が描いた絵を本のカバーや中の挿絵に使うことも可能です。もちろんそのぶん、費用がかかる可能性がありますが。
用紙は、A4ぐらいのものであれば大丈夫です。小さくてもハガキ大ぐらいあればよいと思います。やはり白で線などが入ってないものがよいですね。本の中に使うモノクロの簡単なイラストであればコピー用紙でも十分でしょう。
余り大きな絵だと、運ぶのが大変なので、ご自分でその絵を写真撮影して、それを使うという手もあります。
鉛筆で描く場合は、なるべく濃い鉛筆を使ってください。薄い線や、ぼかしなどは飛んでしまう可能性があります。
パソコンでイラストを描くときは、インデザインを使ったほうがよいです。イラストレーターというソフトです。ほかのイラスト用ソフトで描いたものだと、モアレ(画像のズレやムラ)が生じる恐れがあります。特に細かい絵や、スクリーントーン(網)を使うとまずモアレの問題が出ます。その理由は、ほとんどのデザイナー、印刷会社がインデザインで画像処理するからです。
また、パソコンでモノクロのイラストを描く場合は、保存するときグレースケールではなく、モノクロ2階調にしたほうが安全です。これも微妙な濃淡などまでは再現できないと思ったほうがよいです。
本のカバーにイラストを使う場合は、デザイナーさんが多少の修正はしてくれます。ちょっと線がはみ出ているとか、色が暗いとか、そのあたりは直してくれると思います。ただし、デザイナーさんは絵を描くわけではないので(無論素人より上手ですが)過剰な期待は禁物です。