「今日は、いい天気だね。そこで流れるさわやかな曲」
このような会話文の最後に、通常、句点「。」は付きません。
昔は付いていたようで、現在でも高齢の方の原稿では、最後の「。」を見かけることがあります。また、今でも児童ものでは付けることがあります。
ただし、次のような場合は付けざるを得ません。
「今日はいい天気だね。そこで流れるモーニング娘。」 続きを読む 固有名詞
「今日は、いい天気だね。そこで流れるさわやかな曲」
このような会話文の最後に、通常、句点「。」は付きません。
昔は付いていたようで、現在でも高齢の方の原稿では、最後の「。」を見かけることがあります。また、今でも児童ものでは付けることがあります。
ただし、次のような場合は付けざるを得ません。
「今日はいい天気だね。そこで流れるモーニング娘。」 続きを読む 固有名詞
オンビキをどうするか、迷うことがあります。
オンビキとは「ゴレンジャー」の最後の「ー」(長音符)のことです。「音引き」と書きます。
このオンビキを付けるべきか、取るべきか。たとえば「データー」と書くと、ちょっと古い気がしませんか? 「データ」のほうがしっくり来ます。「ソファー」よりも「ソファ」のほうが、なんとなくオシャレな気がします。
このように最近は、以前付いていたものを取るような傾向があります。コンピューターではなく、コンピュータ。ミステリーではなく、ミステリとしたほうが、なんとなく「通」っぽく感じるからでしょうか。
校正者は、まず、校正紙を初めから一通り読んで行きます。これを「素読み」といいます。
素読みで、明らかな間違い、抜けたところ、文章の意味が通らないところを見つけて、それを直していきます。
さらに、読んでいて、「本当にこれで正しいのか?」と思った部分を、辞書、資料などで確認します。現在はインターネットという便利なものがあるので、専門知識がなくてもたいていのことは調べられます。ただし、ネットには間違った情報も載っているので、100パーセント信頼はできません。
本を作る過程の中で、最も重要な作業のひとつが校正です。
校正にあたっては、校正者、編集者は校正記号というものを使います。これは組版作業者との共通ルールのようなもので、組版で直すときに、間違いがないようにするためです。
著者の方が校正するときは、校正記号を使う必要はありません。赤ペンなどで、こちらに分かるように書いていただければよいのです。
長い文章を入れる場合は、鉛筆でもよいと思います。赤ですんなり書ければよいですが、やはり、消したり、足したりが出ます。それを赤でやるとぐちゃぐちゃになる恐れがあるので、鉛筆のほうが安心でしょう。
ここで、著者の方も知っておいて損のない校正記号を紹介しましょう。
本を出す方にとって、本の題名(タイトル)は、一番重要といってもよいでしょう。
すでに著者名を知られている人であれば、その名前だけで、注目してもらえますが、多くの、無名である著者にとっては、書店で「なにこれ!? おもしろそう」と手に取ってもらえるかどうかが、勝負だからです。
そこでよいタイトルとは?
インパクトのあるもの、興味を惹くものがよいタイトルといえるでしょう。小説ですと『桐島、部活やめるってよ』『世界の中心で、愛をさけぶ』など、なるほど、売れるのも分かるような気がするものがあります。わりと自由というか、インパクト重視という感じですね。