本を出すにあたって、題名はもちろん大切ですが、その前に著者名もおろそかにはできません。
多くの方は本名をそのまま使うことが多いと思います。でも、中にはペンネームを使う方もいらっしゃいます。たとえば、本の内容で、実名を出すと差し障りがある場合、これはペンネームを使って、登場人物も仮名にしたほうがよいです。
よく「本当のことだから、かまわないのでは?」とおっしゃる方がいますが、事実でない場合はもちろん、事実であっても、相手が公表したくないと思えば、名誉毀損が成立します。そして出版差し止めを申し立てれば、本を出すことは困難になります。
そこで、ペンネームですが、基本的には自由なものを使ってよいのですが、いくつか制約もあります。
まず、公序良俗に反しないもの、差別的でないもの。でも、玉袋筋太郎(これは芸名ですが)など、かなり大胆なものもあります。
それから、すでに著書を出している人と同じというのもまずいです。たとえば村上春樹とか。本名であれば、仕方ないですが。村上春樹(しゅんじゅ)と読みが違うからよいだろうというのもアウトです。
もし、ペンネームを思いついたらネットで検索してみて、重複したものがなければ問題なし。誰か同じ名前がある場合は、すでに著者が出ているかどうか、それはどれぐらい前か、などで判断します。たとえば30年ぐらい前に、自費出版で出したものであれば、まず間違えられる恐れはないので大丈夫という場合もあります。
ペンネームがあると、ちょっと作家気分を味わえる……かもしれません。ひとつ考えてみますか?
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