賞レース

本の完成後、著者の方に、「これはNHKでドラマにならんかね?」とか、「どうすれば芥川賞が取れますか?」などと、聞かれることがたまにあります。

実際のところ、ちょっと難しいとは思いますが、それなりの説明はするようにしています。

まず、芥川賞や直木賞は、応募制ではないので、こちらから応募することはできません。向こうの目にとまるのを待つしかありません。 続きを読む 賞レース

ネットの魔術師

日本のスポーツ界はいったいどうなっているのでしょう?
また、スノーボード選手の大麻問題が発覚しました。対象になった彼らは未成年なので日本を代表する選手なのに名前も出ません。

それとは、まったく関係ありませんが、プロ野球の巨人の選手についてこんな記事を見かけました。選手を含めて喫煙者が多く、宿舎と球場を行き来するバスは、喫煙と禁煙の2台に分かれているとか。賭博の問題などで揺れていますが、この辺からして大問題なのでは? 野球選手はアスリートではないのでしょうか? 続きを読む ネットの魔術師

フランク三浦

毎日、いろいろなニュースが次々と報じられ、目まぐるしいですが、近頃、こんな記事を見つけました。

“「フランク三浦」勝訴 パロディーの線引きは?”

ご存知の方もいるかと思いますが、大阪市の時計メーカーが、「フランク三浦」という名前を商品登録した件を巡る裁判で、本家「フランク・ミューラー」に勝ったという内容です。

まず、パロディーということですが、私はこの商品はパロディーではないと思います。 続きを読む フランク三浦

重版

書店に並べる契約で出版する自費出版の本の部数は、だいたい500部から1000部くらいです。
現実として、その大半は売れ残りが発生しますので、何年間(出版契約書に書いてあります)かで、精算され、いわゆる絶版状態となります。

残念なことですが、自費出版に限らず、世の中に出ているほとんどの本が、絶版になる運命です。珍しいことではないのです。

ただし、著者の立場からすると、腑に落ちないこともあるかもしれません。たとえば1000部刷った本が全部売れてしまったとします。すばらしいことですよね。で、知り合いの方から「読みたいんだけど、本がないじゃないか」と言われて、「どうして、増刷しないのか」と出版社に訴えるわけです。 続きを読む 重版