いつ直すか

著者の方が、完成した原稿を出版社に送り、契約をして、出版が決定しました。さあ、いよいよ夢への第一歩です。

ただ、一応原稿は完成したとはいうものの、あそこを直したいという部分が必ず出てくるはずです。

こんなとき、どういう段取りで直してゆけばよいのでしょうか?
恐らく多くの著者の方がこう思っているはずです。
「直す時期は早ければ早いほどいい」「できるだけこまめにその都度直すほうが、忘れなくてよい」

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固有名詞

「今日は、いい天気だね。そこで流れるさわやかな曲」

このような会話文の最後に、通常、句点「。」は付きません。
昔は付いていたようで、現在でも高齢の方の原稿では、最後の「。」を見かけることがあります。また、今でも児童ものでは付けることがあります。

ただし、次のような場合は付けざるを得ません。

「今日はいい天気だね。そこで流れるモーニング娘。」 続きを読む 固有名詞

ロング・イズ・ライト

 

校正者は、まず、校正紙を初めから一通り読んで行きます。これを「素読み」といいます。

素読みで、明らかな間違い、抜けたところ、文章の意味が通らないところを見つけて、それを直していきます。

さらに、読んでいて、「本当にこれで正しいのか?」と思った部分を、辞書、資料などで確認します。現在はインターネットという便利なものがあるので、専門知識がなくてもたいていのことは調べられます。ただし、ネットには間違った情報も載っているので、100パーセント信頼はできません。

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トル、ママ、イク

 

本を作る過程の中で、最も重要な作業のひとつが校正です。

校正にあたっては、校正者、編集者は校正記号というものを使います。これは組版作業者との共通ルールのようなもので、組版で直すときに、間違いがないようにするためです。

著者の方が校正するときは、校正記号を使う必要はありません。赤ペンなどで、こちらに分かるように書いていただければよいのです。

長い文章を入れる場合は、鉛筆でもよいと思います。赤ですんなり書ければよいですが、やはり、消したり、足したりが出ます。それを赤でやるとぐちゃぐちゃになる恐れがあるので、鉛筆のほうが安心でしょう。

 ここで、著者の方も知っておいて損のない校正記号を紹介しましょう。

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思い込み

 

完成した原稿は入稿されて、校正紙となって出てきます。校正紙は出来上がった本を見開いた形、つまり右側のページと左側のページの2ページ分が一枚になっています。

これを初校と呼び、それを戻して2回目に出たものが再校になります。通常は2回で終わりですが、直しが多い場合は、もう一回やります。これを三校、念校などといいます。

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