ようやく暖かくなった、ある日のお昼過ぎのことでした。テレビの散歩番組をボーっと見ていると、タレントさんが「袖摺り合うもタショウの縁、といいますからねえ」とつぶやいていました。
ここで、私は「おや?」と思ったわけです。それは、「タショウ」の言い方が「多少」と言っているように聞こえたからです。もしそうだとすれば、これは誤用です。正しくは「他生」であり、アクセントが最初の「タ」に来たほうが「多少」と区別しやすいのです。
ようやく暖かくなった、ある日のお昼過ぎのことでした。テレビの散歩番組をボーっと見ていると、タレントさんが「袖摺り合うもタショウの縁、といいますからねえ」とつぶやいていました。
ここで、私は「おや?」と思ったわけです。それは、「タショウ」の言い方が「多少」と言っているように聞こえたからです。もしそうだとすれば、これは誤用です。正しくは「他生」であり、アクセントが最初の「タ」に来たほうが「多少」と区別しやすいのです。
著者の方が、完成した原稿を出版社に送り、契約をして、出版が決定しました。さあ、いよいよ夢への第一歩です。
ただ、一応原稿は完成したとはいうものの、あそこを直したいという部分が必ず出てくるはずです。
こんなとき、どういう段取りで直してゆけばよいのでしょうか?
恐らく多くの著者の方がこう思っているはずです。
「直す時期は早ければ早いほどいい」「できるだけこまめにその都度直すほうが、忘れなくてよい」
長い間、編集の仕事をしていると、帯のキャッチコピーなどに使う言葉で、なるべく使いたくないが、つい使ってしまうような言葉があります。
これが常套句です。
タイトルにある「全米が泣いた!」はアメリカ映画の予告編によく出てくるコピーで、今ではギャグ的な褒めコピーとして、日本の同人誌などで使われています。日本なのに「全米が泣いた」というのがおかしいです。常套句を逆手に取ったうまいやり方だと思いました。
書店で売られている本のカバーにはたいてい、帯が付いています。
帯とは、腰巻きとも言いますが、本の下のほうに上下幅50ミリから80ミリのものを巻いて、その本に関する情報を読者にアピールするものです。
出版社名や定価などの基本的なもののほか、これはどんな本なのか、書店などで手に取る人にプレゼンするスペースとも言えます。
帯は、表、裏、背と分かれています。背帯の部分には「最新作」「直木賞受賞作」など、短くインパクトがあるものを入れます。本は書店で縦置きにされると、背の部分しか見えないので、ここは重要です。
外来語というと、なんとなく欧米からの、というイメージがありますが、お隣である韓国、中国も当然、外国です。
そこで韓国の人名表記について考えてみました。
その昔はというと、現大統領のパク(朴)・クネ氏のお父さんは朴(ボク)大統領と呼ばれていました。漢字表記で、日本語読みでした。
それと同様に、北朝鮮の主席も、金日成、金正日と漢字で書かれ、キンニチセイ、キンセイニチと読まれました。今ではそれぞれ、キム・イルソン、キム・ジョンイルと正しく呼ばれています。