小説やエッセイなど、たいていの本は1段組、つまり1行の文字が上から下まで続いていて、一番下から次の行に行くようになっています。
でもたまに、2段組になっている本に出会うことがあります。いったいどういう理由からなんでしょうか?
これには、まず、体裁と、原稿の量が関係してきます。
新聞や、雑誌などを見ればわかると思いますが、紙面が縦長で大きいので、1行を上から下まで続けたら、とんでもないことになります。読む気がしなくなります。したがって、新聞はひとつの記事を3段組みや4段組みで作っています。読みやすくする体裁のために1行の字数を少なくして、何段にもしているわけです。 続きを読む 2段組