野球の話です。
メジャーリーグでは、ワイルドカードが終わって、地区シリーズがすでに始まっています。
ヤンキースのマーくん、ドジャースのダルビッシュが投げますね。前田健太はリリーフに回るようです。
メジャーはポストシーズンもさくさくと進んで盛り上がりますね。
いっぽうの日本は来週土曜日まで、お預けです。
毎年思うのですが、何でこんなに間延びするんでしょうか。
明日からでもやって欲しいですよね。
せめて来週火曜日からにしてください。
さてワールドシリーズの予想ですが、アメリカン・リーグのインディアンズとアストロズが二強と言えますね。
つまり、ア・リーグチャンピオン決定戦がそのまま世界一決定戦になるのでは。
日本シリーズは広島に頑張ってもらいたいですが、やはりソフトバンクが強そうです。
さて、今回は、歴史上の有名な語句は実は?だった、という話です。
テキストは『日本語スケッチ帳』(田中章夫 岩波新書)。
著者は元学習院大学教授で、近代日本語学の権威です。
これを読むと、有名な言葉もあてにならないことがわかります。
たとえば、「板垣死すとも自由は死せず」という板垣退助のことば。
1886年に暴漢に刺されたときに言ったとされますが、板垣自身が「アッと思うばかりで声も出なかった」と書き残しているらしいです。
このとき、死んだわけではないのですね。
だからフェイクニュースみたいなものです。
ちなみに板垣は自由党党首でした。
なんか宣伝コピーっぽいですね。
それから「オリンピックは勝つことより、参加することに意義がある」はクーベルタン男爵の名言とされていますが、これもどうも違うようです。
真相は、1908年のロンドン五輪で、アメリカ選手団に随行していたタルボット主教が呼びかけたことばで、それを後に近代オリンピックの父・クーベルタンが引用して広まったのだそうです。
主教が随行するというのは、やはり選手の重圧を和らげるためでしょうか。
日本でも、瀬戸内寂聴さんに随行してもらえば、成績がアップするのではないでしょうか。