関東甲信地方の梅雨がようやく明けました。
だらだらと長かったですねえ。
都知事選まであと3日ですが、増田さんのところに強力な助っ人が登場しましたね。
石原慎太郎氏です。応援スピーチで小池さんを指して「大年増の厚化粧」と言いましたが、
はたして追い風になったのでしょうか? 女性票がどっと減ったような気もしますが。
コメンテーターが、テレビで誰かを「厚化粧の女」などと評したら、たぶん次の週からは出なくなるでしょう。
テレビなどで「女」という表現は、基本的には法を犯したような場合にしか使いません。
さすが偉い人は自由に発言します。でも、逆効果では、増田陣営としても困ったものです。。
さて、漢字を開く話の続きです。
いまは、総じて開く傾向にある。そのほうが読みやすいから。
という話でしたが、ものによっては、漢字とひらがなを使い分けたほうがよい語もあります。
たとえば「余り」という言葉です。
「昨日の夕食の余りを、今朝食べた」という具合に、「残り、余分」の意味で使うときには漢字のままがよいです。
「ラーメンの太い麺は、あまり好きじゃない」「彼の話は、あまりに品がなさ過ぎる」というふうに「さほどたいして、度を越して」という意味で使うときは、ひらがながよいです。
使い分けることによって、意味も棲み分けられます。
あと、漢字とひらがなの使い分けで微妙なのが「目」と「め」です。
「落ち目」「季節の変わり目」「とんだ目に~」「三丁目」など状況、順番などを表すときは「目」を使います。
いっぽう、「大きめ」「弱め」「早め」など、形容詞のあとにつけて、程度を表す接尾語が「め」です。
けっこう、混同しそうな感じですよね。
言葉としてはまちがいですが、幼児語的に、形容詞のまま言って「め」を付けてみるとひらがなの「め」だということがわかります。
たとえば「早いめ」が「早め」、「多いめ」が「多め」になります。
「太目」「少な目」と書くと誤用になってしまいますので、注意が必要です。