当て字の世界

都知事選も今週末に迫り、少しだけ形が見えてきました。
ダンゴ状態だったのが、縦並びになった感じで、各調査を見ると、小池、増田、鳥越の順に並んでいるようです。

あくまで、私の勝手な予測ですが、上位2人の一騎打ちのような気がします。つまり、増田さんの逆転はあるが、鳥越さんはちょっと苦しいということです。

それにしても、候補者選びが遅れた余波で、全体的にどたばたしていますね。

小池さんは、当初ぶち上げた都議会と対決する姿勢から、現実路線に変わってきています。勝利が現実味を帯びてきていますからね。

増田さんはソツがないですね。「区としっかり連携して」と実務派をアピールしていますが
市を忘れていやしませんか? 東京には市もけっこうありますよ。

鳥越さんは「住んでよし、働いてよし、環境によし」のスローガン3つに、ここにきて急に「学んでよし」を加え、4つにしました。ドロナワとはこのことです。

さて、今回のお題は、当て字です。
当て字とは、言葉の読みに、もともとの意味と関係ない漢字を当てはめて作った語句のことです。

いちばん、わかりやすいのが、外来語ですね。特に国名です。

亜米利加(アメリカ)、英吉利(イギリス)、仏蘭西(フランス)、独逸(ドイツ)などですが、これらは、いまでもその国を表す言葉として使われています。

日米、日英、日仏、日独など、1字で済むので、文字数制限のある記事を書く上で非常に便利なのです。

なぜ、こうした当て字が生まれたかというと、明治期において、カタカナは教科書や、公式の文書に使われるものとされていて、ひらがなと区別されていたからです。

日常的に読まれる文章にカタカナは使われていなかったので、外来語の表記に漢字を当てたわけです。

ちなみに、都市名も巴里(パリ)、倫敦(ロンドン)、紐育(ニューヨーク)、伯林(ベルリン)と当て字が存在します。
都市名を漢字で表現すると、カタカナよりも格調高く感じられませんか?

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