汚名は晴らせるか

先週、我が家の近くでとんでもない事件が起きました。

 

近くに「空堀川」という、名前どおり水量の少ない川があるのですが、その川沿いに15分ぐらい歩いた場所で新生児が見つかったというのです。

 

川の両岸に雑草地帯があるのですが、そこに半分埋められているような状態で見つかったそうです。

 

早朝、散歩の人が通りかかると、赤ちゃんの泣き声がするので探したところ、上から土をかけられたような状態だったとのことで、あわてて連絡して拾い上げられて、無事助かったようです。

 

誰が捨てたのかは、現在捜査中とのことですが、まあ、びっくりです。

へその緒がついたままだったらしいですが、この暑い時期なのが幸いしたのでしょう。

 

彼(男の子)にとってはとんだ人生のスタートですが、過酷な運命に負けずにすくすく育ってほしいものです。

 

 

さて、今回は誤りやすい慣用句についてです。

 

「汚名」とは、不名誉な評判や、あらぬ疑いをかけられたりすることですが、これを使った慣用句があります。

 

「汚名を晴らす」

 

これだと誤用になってしまいます。

 

「疑いを晴らす」との混同で、正しくは「汚名をそそぐ」です。

「汚名をすすぐ」とも言います。

 

それから「汚名挽回」

 

これも、つい言ってしまいそうですが、「名誉挽回」との混同で誤りになります。

正しくは「汚名返上」と行きたいものです。

 

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