西多摩で滝を見てきました。
払沢(ほっさわ)の滝です。
爽やかです。
思わず「東京とは思えんな」ということばをリピートしてしまいました。
さて、今回は慣用句についてです。
加計学園問題を追究されて安倍首相が「一点の曇りもない」と答弁していましたが、そんなにクリアーだとは思えないのですが。
なんだかことばだけが空虚に出されている気がします。
もうひとつ「一線を越えてはいない」ということばもありましたね。
政治家のことばは重い、と言われていますが、それをいちばん軽くしているのが政治家になってしまいました。
一線とは、文字通り1本の線のことです。
糸すじ状なので太いものではないようです。
「第一線」と言うように、フロントラインという意味もあります。
「一線から退く」のように、現役バリバリではなくなる意味で使うことが多いです。
この一線とは、現役、一流、最前線という感じですかね。
それから、今回話題の「一線を越える」の一線です。
「一線を画(かく)す」という言い方もあります。
この一戦は区切り、境界線、けじめですね。
「一線を越える」とは守るべきものを破る、してはならないことをするという意味です。
ですので、まあ、人によって誤差があるということですかね。
その人の価値観によって「してはならないこと」には温度差があります。
ひょっとして今回の政治家カップルにとっては世間一般と「一線」の意味が違うのかもしれません。
たいていの問題はあとからどうにでもなる、要は力関係というのが権力者のスタンスなのでしょうか。