風上か風下か

昨日のタイ戦は、勝点3取ったことだけがよかった、というような試合でしたね。

まず、相手のタイがさほど強くなかったですね。
そのタイ相手にこれでは、日本も心もとないです。

特に香川選手がいまいちなのが気になります。

はたして一ヵ月後はどうなるのでしょうか。
楽しみに待ちたいと思います。

さて、「NHK気になることば」から、まぎらわしい慣用句の話です。

「あいつは風上にも置けない奴だ」とは、とんでもないやつのことを言うときの常套句ですが、コレってなんかヘンだと思いませんか?

風上に置けないのはあたりまえで、むしろ「風下にも置けぬ奴」としたほうが合っているのじゃないか、と思ってしまいます。

それで、ついまちがえたりすることがあります。

似たような言葉で、「下へも置かぬもてなし」というのがありますが、それと混同している可能性もありますね。

で、「風上にも~」というのが正しい、その理由がまさに「下へも~」と同じなのです。

大事な人を丁重にもてなすのですから「下へも置かぬ」のはあたりまえですよね。

この「も」は強調の「も」なのです。

絶対に下へ置かないという、強い意思を表しているのです。

「風上にも置けぬ」の「も」も同様で、うっかり風上に置いたらたいへんなことになる、それぐらい害悪をもたらしそうな奴ということなのでしょう。

ほかに「後ろ指を指される」という言葉もあります。
陰で悪口を言われることですね。

皆さんの中にはいないと思いますが「あいつは風上にも置けぬ奴だよね」などと言われないようにしましょう。

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