胸騒ぎ

いや、大谷選手はすごいですね。
昨日、契約更改がありましたが、年俸が2億7千万円になりました。

あの活躍ぶりですから、当然といえば当然ですが、もっとすごいのは来年オフにもポスティングシステムでメジャーに行く可能性があることです。

早ければ2018年から、メジャーでの勇姿がみられることになります。
これは、OKした球団側もたいしたものです。

通常は、やはりファンのことを考えて、引き延ばしますよね。

おそらく、日本のプロ野球選手では史上最高の金額での契約が見込まれるので、ビジネスとしても成立するという考え方なのでしょう。

もともと、大谷選手は高校のときから強いメジャー志向があり、卒業して直接挑戦したい意欲を持っていました。

それに対して日ハムは「大リーグで成功するには、日本で実績を残したほうが近道」と詳細な説得をして入団させたいきさつがあります。

その約束を球団が守ったということですね。
栗山監督も戦力を考えれば痛いに決まってますが「全力でサポートする」と言っています。

なかなか爽やかな話ですね。

さて『どこかおかしいあなたの日本語』から、今回は「意味の勘違い」についてです。

まず「胸騒ぎ」から。

「明日からの旅行を考えると胸騒ぎがする」
などと使うと、ちょっとおかしいことになります。

胸が騒ぐのは、不吉な予感がするときだけです。
楽しいことには使いません。

楽しい場合には「胸が躍る」「胸が高鳴る」などを使います。

「明日のことを考えると胸の高鳴りを抑えることができません」
「いよいよ、今週末は○○さんのコンサート、胸が躍るなあ」
というふうに使います。

「胸騒ぎ」の誤用は、ひょっとして桑田さんが「胸騒ぎの腰つき」と歌ったせいなのでしょうか。
だとしたら、アーチストの影響は大きいですね。

次は親せきの「おじさん」「おばさん」の書き方です。

「母の弟である伯父に会った」
これはどこがおかしいのでしょうか。

「伯父」がまちがいです。
「叔父」でないとおかしいです。

父方、母方に関係なく、自分の父親母親の弟が叔父、妹が叔母。
父親母親の兄が伯父、姉が伯母になります。

直接会っているときは、だれでも「おじさん、おばさん」と言えば通りますが、手紙などに書くときは「伯父」と「叔父」、「伯母」と「叔母」をちゃんと書き分けないとまずいです。

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