クラブワールドカップで鹿島が決勝に進出しましたね。
準決勝のもう1試合は今日行われますが、順当に行けばレアル・マドリードが勝ちそうですから、あのレアルと世界一をかけて闘うことになります。
ちょっと信じられません。
サッカーでこのようなジャイアントキリング(大番狂わせ)が起こる条件はまずキーパーの神がかりセーブ、相手のシュートがポストに当たる幸運などがありますが、それに加えて、昨日はビデオ判定がありました。
今大会から試験導入されたもので、まだ慣れてないせいか、PKかどうかの判定を、その場面ではなく、もう次のプレーに移ってるときに突然やりだしましたね。
これで、PKを獲得した鹿島が先制しました。
相手のアトレチコの選手はショックだったでしょう。
ふつう、「やばい、PKか?」と思っても、その場で取られずに、すでに次のプレーに移ったら、大丈夫と思うはずです。
それが、いきなりビデオ判定ですから、不可解です。
主審の不手際と言えるでしょう。
鹿島にとっては実に幸運でした。
さて、「日本語課外講座」の続きです。
最初の例文は、
「好きなタイプは抱擁力のある人です」
これはわかりますよね。
「抱擁力」ではなく「包容力」ですね。
包容とは包み入れる、心の広い、寛大という意味です。
抱擁力となると、ちょっと誤解を生む恐れもあります。
では、次の例文です。
「夕べ、地震があったでしょう。びっくりしちゃった」
一見よさそうですが、「夕べ」が問題です。
「夕べ」と書くと夕方の意味になります。
「ブラームスを聞く夕べ」とか、夕方をきれいに表現した言葉です。
「夕べ」ではなく「昨夜(ゆうべ)」とするか「ゆうべ」とひらがなにするかですね。
会話上は「ユウベ」で何の問題もないので、書くときに注意が必要になります。
「昨夜」はサクヤとも読みますので、ルビ(ふりがな)をつけるとよいでしょう。