元日と元旦

日本で行われる大きなスポーツイベントというと、4年後の東京五輪しか思い浮かびませんが、アジア大会というのもあります。

規模は小さくなりますが、アジア版オリンピックと考えれば立派な大会です。
夏季大会は2026年に愛知県と名古屋市共催で行われます。

名古屋市は1988年のソウル五輪のときに、立候補して破れた苦い経験があります。
やっと勝ち取ったわけですね。

それより先というか、もうまもなく来年2月に札幌で冬季アジア大会が行われます。
これはあまり知られていないのではないでしょうか。

札幌で行われた冬季五輪は1972年ですから、40年以上前ですね。
ジャンプで笠谷選手たちの「日の丸飛行隊」が大活躍しました。

冬のアジア大会といっても、実質、日本・韓国・北朝鮮・中国の東アジアのみになります。
東南アジア、中東は気候的にウィンタースポーツとは縁がありませんから。

ただし、札幌はこのアジア大会を成功させて、26年の冬季五輪招致につなげたいと考えているようです。

愛知・名古屋もそうですが、やはりテーマは簡素化になるようです。税金を大量に投入するやり方では市民の賛同は得られない時代になっています。

さて、今回はもうすぐやってくるお正月に関する誤用です。

というのも、テレビで名古屋城のイベントのニュースをやっていて、気になることがあったからです。

このイベントは大晦日から名古屋城で年越しができて、初日の出も拝めるという楽しそうな内容なのですが、そのなかで「元旦の朝からやってます」という言葉があったのです。

問題なのは、この「元旦」です。
元旦とは元日の朝のことです。

ですので「元旦の朝」という言い方はおかしいです。
ましてや「元旦の夕方」などはありえません。

元旦と元日を一緒のものだと思ってしまうと、しくじります。

元旦のことなので、クリスマスのあとにでも書こうと思いましたが、忘れてしまう恐れがあるので早めに書かせていただきました。

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