また雪でしたが、先週ほどひどいことにはならなかったですね。
早めに雪かきをしている風景をよく見かけました。
大雪が降ると日当たりの良し悪しが歴然ですね。
我が家の近所でも、今回の雪が春まで残るところがあります。
今週の出来事といえば、皆既月食もよく見えました。
あまり簡単に見えると、何か物足りなくなるのが私の悪い癖で、ちょっとだけしか鑑賞しませんでした。
ちょっと時間を置くと、月がどんどん高くなるのが「あれ? さっきまであそこにあったのに」と不思議な感じでした。
さて、今回は『記者ハンドブック』から、間違いやすい語句と取り上げてみます。
「名前負け」という言葉があります。
高校野球で「初戦の相手は優勝候補・大阪桐蔭だが、名前負けしないようにしたい」
などというコメントがありますが、この使い方はどうでしょう。
実は、誤った使い方になります。
「名前負け」とは相手の名前にビビるのではなく、自分の名前に実績が追いつかない場合に使うのです。
ですから、普通の名前の人は名前負けすることはありません。
代々継がれる名跡(みょうせき)などが「名前負け」の対象となります。
先ごろ、松本白鸚、松本幸四郎、市川染五郎と三代を襲名した歌舞伎の世界がそうですね。
「先代の名を汚さぬよう」などと口上を述べます。
落語家もそうですね。
古今亭志ん生といえば5代目のことですが、あまりにすごすぎて6代目はいません。
相撲の親方も時津風、二所の関など年寄名跡がありますね。
あとは、芸名とか馬名も名前負けの対象になります。
コンビ名などで、あまり立派すぎる名前だと、何かあるとそれが重荷になります。
馬でも「ストロング○○」でうしろばかり走っていると、やじられるかも。