いやあ、ここまで寒いと、もはや感覚がなくなりつつありますね。
年を取ると、痛覚が鈍くなって、やけどをしても気づきにくいといいますが、そんな感じもしています。
堂々と車道を歩いたり、普段やらないこともやってますよね。
駐車場の雪かきをやっていると、ふだんはあまり知らない方が手伝ってくれて、連帯感が生まれたり。
歩ける部分の幅が狭いので、前から人が来ると、積雪のほうに自分がずれて感謝されたり。
大雪は人を変えるのでしょうか。
恐らく来週あたりに筋肉痛がどっとやってくるかも知れません。
何もかもがスローモーションになっています。
さて、今回は人名や年齢の書き方についてです。
まず、年齢についてですが、「彼はまだ40台だから」と書くと、これは間違いになります。
正しくは「40代、50代」のように「代」を使います。
「世代」というくらいですから、「台」ではありません。
「台」を使うのはおおよその数量を表すときです。
「大台にのる」という言葉がありますよね。
たとえば、野球選手のホームランが「やっと20本台にのったよ」というような使われ方をします。
人名で注意したいのは、肩書きをつける場合です。
たとえば「元大学教授」などです。
「川上元教授」と書くと、元教授の川上さんなのか、現教授の川上元(はじめ)さんなのかあいまいになり、相手に失礼なことになる可能性があります。
「川上・元アメバ大学教授」など、分けてわかりやすくすれば問題ないです。
それから敬称のつけ方も迷います。
敬称はざっくりいって「氏、さん、君、ちゃん」の4つでOKです。
たとえば女性にたいして「○○女史」という呼び方がありますが、正直古いです。
男女平等の世の中ですから「○○さん」「○○氏」でよいと思います。
では、子どもの敬称はどう使い分けるのでしょうか。
『記者ハンドブック』(共同通信社)によると中学生以上は男女とも「さん」をつけるとあります。
それで「ちゃん」は原則として小学校入学前に使います。
で、小学生は男子が「君」、女子が「さん」になります。
あらら、男女で違っちゃいましたね。
中高生の男子にも「さん」よりも「君」を使うことが多いですよね。
あと、逆に敬称をつけない場合もあります。
それはスポーツ選手などです。
「昨日イチローさんが、またヒットを打った」というのは、へんです。
「イチローが」あるいは「イチロー選手が」にすべきでしょう。
競技に関係ない場合は「イチローさんがボランティア活動で熊本を訪問した」と書けばよいと思います。
敬称はすべてつければよいものではないところが難しいですね。