スキャンダルにも流行があるのか、最近はアスリートが起こす不祥事・暴行事件が多いですね。
その前は主流だった、芸能人の不倫騒動はもう飽きられたのでしょうか。
一番新しいものは水泳平泳ぎの日本代表、小関選手が後輩を殴ったというもの。
これは当事者二人が所属しているミキハウスが、早々と処分を決めて発表しましたね。
なかなかみごとな手際です。
ミキハウスは日本のアマチュアスポーツを支えている企業ですから、隠蔽したりするとろくなことにはならないと判断したのでしょう。
水泳連盟よりもミキハウスのほうが格上という感じですね。
ワイドショーを見ていると「こういう御時勢だから」という言葉が出ていました。
昔は「愛のムチ」「指導」で済んだものがいまや「暴力事件」になってしまう、ということです。
さて、「ワードパワー(語彙力)」の続きです。
社会人として「この人、デキるな」と思わせる語彙として今回取り上げるのは、
「いみじくも」
です。
ときどき、耳にしますが、使いこなせるかというと不安になります。
「いみじくも」とは「非常にうまく」「まさにそのとおり」「ピンポイントで」という意味です。
もとは「いみじ」という言葉から来ていて、さらに元をたどると「忌む」になります。
ですので、むりやり漢字にすれば「忌みじ」になります。
「いみじ」とは、「はなはだしい」「ひどい」という意味でした。
そこから変わって、現在はよい意味で使うようになりました。
使い方としては、「今、先生がいみじくもおっしゃったように」などど、しかるべき席上でのヨイショ言葉とすれば効果的かもしれません。