ほんのさわりだけですが

プロ野球が始まったばかりですが、私がチャンピオンになると予想した巨人がえらいことになってます。
開幕15戦で10敗したのは2リーグ制になって初めてとか。

もう今から予想を変えるわけにもいきません。
かといって元々巨人ファンではないので、応援する気にもなれないのです。

どちらかというと、「アンチ」巨人です。
でも、「アンチ」巨人は、巨人が強くないと成り立ちませんので、非常に困ります。

菅野と田口の両輪で安定勝ち越し、上原登場の盛り上がり、新4番ゲレーロの強打。
これが巨人優勝の前提だったのですが、まったく機能してません。

そもそも去年中日の4番だったゲレーロを獲得したことが、安易でした。
やはり巨人だとプレッシャーが違います。

巨人を辞めたロペスは今ベイスターズで伸び伸びと打ってます。
こうなったら、阿部の4番しかないでしょう。

さて今回も『オツな日本語』(金田一秀穂)から、昔からの言葉として「さわり」を紹介したいと思います。

この「さわり」という言葉はよく誤解されます。

「物語のさわり」「歌のさわり」というと、「初めの方をちょこっと」という意味に解釈されがちです。
「さわり」というと軽い感じがするのでしょう。

本来の意味は、話や歌の一番「肝」「重要な部分」のことです。

「さわり」とは「琴線に触れる」「心の一番深いところを触れられるがごとく感動する」部分のことです。

ちなみに「琴線に触れる」も「怒りに触れる」と混同してしまうことがありますが、こちらは感動する、心に響くといういい意味でしか使われません。
「逆鱗に触れる」という言葉もあります。
これは誰かを怒らせることです。

「さわり」は軽いものではなく、歌ならサビの最も盛り上がる部分なのです。
「さわりだけでも」とおねだりするのはどうかと思います。

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