今年ももうすぐ万愚祭が

今日から選抜高校野球が始まりました。 優勝候補は大阪桐蔭が本命で、それを明徳義塾、智弁和歌山、東海大相模などが追う展開となりそうです。 どこが大阪桐蔭を倒すかが注目ですが、粘って延長戦に持ち込めばチャンスがありそうです。 というのも今回からタイブレーク制が導入されたからです。 投手の負担を減らすための制度ですが、何せ初めてのことなので各チームとも手探り状態のようです。 やってみないとわからないというのが本音でしょう。 確実に言えるのは、見てる側にとっては、つまらなくなることです。 高校野球ならではの、信じられないようなドラマが消えてしまいます。 甲子園に住むといわれる「魔物」も、戸惑っているんじゃいないでしょうか。 でも、ここから将来メジャーへと進む選手のためには、肩・肘の酷使はダメなので しかたありません。 むしろ導入は遅すぎるくらいでした。 さて、今回は外国語を訳した漢字の話です。 文明開化というと明治の話ですが、実際はペリーがやってきた幕末から始まっています。 そのころ、福沢諭吉が横浜に行って外国商社の看板を見てまったく読めなかったそうです。 諭吉はオランダ語を勉強していて、英語はアウトだったんですね。 当初は蘭学の時代だったので、オランダ語さえやっておけば大丈夫と思っていたら、英米からどんどんビジネスマンが来るようになったのです。 諭吉らが悩んだのは、英語の翻訳でした。 たとえば「エイプリル・フール」は、最初はどういう日なのか意味がわからず「不義理の日」と訳されていました。 人をかついでもいい日だとわかって「万愚祭」になり、その後「四月馬鹿」になったそうです。 でも「四月馬鹿」って、そのまんまで、いい訳とはいえないですよね。 なんか間が抜けています。 それよりも「万愚祭」の方が趣があると思います。 頭を使って、人を楽しませる嘘がつければ「万愚祭」にふさわしい気がしてきました。 皆さんもちょっと考えてみてください。

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