しだらない人

更新をさぼっている間に、プロ野球もメジャーも開幕してしまいました。
それにしても大谷翔平はすごいですね。

投げるほうも打つほうもすばらしく、二刀流が冴えわたっています。
監督の使い方がよいのだと思います。

日本にいるときより伸び伸びやっているように見えます。
よほど向こうの水が合っているのでしょう。

今年のメジャーリーグ観戦は大谷を中心にイチロー、マーくん、ダルビッシュと日本人選手の応援になりそうです。

いっぽうのプロ野球ですが、もう何試合か進んでいるのでフェアではないですが、一応予想しておきます。

セ・リーグは巨人が優勝すると思います。
広島・阪神・DeNAを入れた4チームが1~4位を争うと思いますが、阪神は打線、広島は投手が少し弱いです。
投打のバランスは巨人が一番取れています。

それに上原の復帰でベンチの雰囲気がよいです。
上原と高橋由伸監督は43年前の4月3日に生まれた仲なので、上原が第二の監督のようなものです。
これは他チームにない強みです。
私は巨人ファンではありませんが、予想には自信を持っていますので巨人ファンの方は安心してください。

パ・リーグはソフトバンクが強いですが、ひょっとしたら西武が勝つかも知れません。
打線がすごいです。
中村が6番を打っているのですから。

日本プロ野球全体では、ソフトバンク1強という時代が続いています。
日本シリーズにソフトバンクが出てくると、セ・リーグ王者は勝ち目がないでしょう。

もし西武が出てくるようなら、巨人が日本一になる可能性が大きくなるはずです。

さて、今回から『オツな日本語』(金田一秀穂 日本文芸社)という本を取り上げようと思います。
著者は名前からもわかるように祖父が金田一京助、父が金田一春彦という人です。

そこに昔からの言葉として「だらしない」が出てきます。
実はこれ、元は業界用語だったんですね。

「しだらない」が本来の言い方です。
「しだら」とは、秩序、きちんとすることです。

そういえば「ふしだら」という言葉もありますね。
その「しだらない」を江戸時代に「だらしない」とひっくり返して使った人たちがいたのです。

「銀座」を「ザギン」と言うようなもんです。
仲間内に通じるかっこつける感じですね。

それが定着して「だらしない」になったわけです。
業界用語やネット用語もバカにはできませんね。

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