モーニングコールOK?

最近は、さまざまな新しい形態のサービスやビジネスが増えていますが、今注目を集めているものに、僧侶を派遣するというサービスがあります。

檀家が高齢、あるいは遠方という理由で、お寺まで行くのが困難な場合は、いままでも、家にお坊さんに来てもらうということはありました。

たとえば、お彼岸はこちらからお寺に行くが、お盆は来てもらうとか。
その際に、お寺の紹介で、家の近くの同じ宗派のお坊さんに来てもらうことも、システムとしてあったのです。

でも、そういう依頼事は常にお寺と密な関係を維持していないと、なかなかスムーズにはいきません。

そこで、ネットなどで、僧侶を派遣するというサービスが生まれたようです。

しかし、実際にはお布施などを含めた、料金の問題など、いろいろとトラブルもあるようです。
だいいち、どういう素性のお坊さんなのか、そこもグレーゾーンです。

僧侶には免許証のようなものはないので、疑えばきりがありません。

葬儀に対する考え方も多様化していますし、仏教界がこうした問題に取り組んで、きちんとしたガイドラインを作成しないと、ますます混乱するばかりです。

さて、外来語の話です。

いわゆる和製英語というものがありますが、これを外国で使用した場合、どうなるか?
そんな例が、前回紹介した『NHK気になることば』に出ています。

たとえば、ホテルで頼む、モーニングコール。
コールには訪問(正式な)という意味もあるので、「朝の公式訪問」という意味になっちゃうそうです。

電話で起こしてもらうには、「ウェイクアップコール・プリーズ」と言わないとダメみたいです。

同様にモーニングサービスも和製英語で、サービスには礼拝という意味もあるので、「朝の礼拝」ということになってしまいます。

ほかにホテル関係では、シティホテル、ビジネスホテルなども和製英語で、外国にはそういう種別のホテルは存在しないそうです。

このように、和製英語は別の意味で通じてしまい、混乱を招くことがあります。
海外に行く方は、気をつけましょう。

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