今年の新語・流行語大賞が発表されましたね。
「忖度」と「インスタ映え」のダブル受賞で、まあ無難というところです。
「インスタ映え」単独でもよかったような気もしますが、なんか軽いという感じなのでしょう。
「ひふみん」などは「今年のベストネーム」として選んだほうがよいと思いました。
人名(呼び名)ですからね。
ほかに「モンゴル村長」じゃなかった、「アンゴラ村長」などもいましたし。
どうも最近モンゴル問題が多いので、まちがえてしまいました。
毎日相撲のニュースが多いので、逆に大相撲ブームになるのではとにらんでいます。
3日から始まる巡業は大盛況になるでしょう。
力士も張り手などがやりづらくなりますね。
暴力力士と言われかねませんから。
さて、カタカナ語の話です。
そういえば流行語大賞ベストテンにも「フェイクニュース」「○○ファースト」「プレミアムフライデー」などがランクインしましたね。
「プレミアムフライデー」よりも「ブラックフライデー」のほうがうんと楽しい気がします。
前回同様『あたらしいカタカナ語辞典』(高橋健太郎)からの引用です。
中のコラムに「横文字を使う人の心理」というのがあって、これがけっこうおもしろかったです。
たとえば《意味を知らないのにむやみに使う場合》
→「何とかバカにされずに、この場を乗り切らねば」
《門外漢に向かって使う場合》
→「ヨソモンは口を出すな」
これは、ありがちですね。
いわゆる業界用語をつい使ってしまいます。
びっくりしたのは《上司に向かって使う場合》
→「もうアンタらの時代は終わったんダヨ」
これ、最近よく耳にしません?
上司の前で然るべき席で「スマホいじり」「彼女からのライン」と並んで「若者にしか通じないカタカナ語」を連発すると、思わぬトラブルになるかもしれません。