今年も流行語大賞の候補が発表されましたね。
もう年末かという感じです。
今年は低調だったという声が多いです。
これといった目玉がなかったのと、選ぶ側の野次馬精神が薄くなったのが原因だと思われます。
もともとは鳥越俊太郎氏が選考委員にいて、それらしい言葉を推していたようですが、昨年降りたとか。
まさに「忖度(そんたく)」がここでも、という感じです。
ちなみに「忖度」とは、人の心を推測するという意味で、「母の心を忖度する」というように特に「ヨイショ」の精神が込められてはいなかったのですが、だんだん、偉い人に対して偉くない人が出世の妨げにならないために「意向を読む」という意味に変わってきました。
ほかでは「ちーがーうーだーろー!」より、「このハゲーッ!」ではないかと思いますが、やはり「ハゲ」は好ましくない言葉なので選ばれなかったのでは。
まあ、30も選ぶと、焦点もぼやけますね。
知らない言葉やピンと来ない言葉もありました。
「ユーチューバー」は今年ですかね?
「プレミアムフライデー」には「すべった語大賞」をあげたいくらい。
いちばんびっくりしたのは「アウフヘーベン」です。
小池さんが口走ったらしいですが。
「排除」ではなく、こっちでしたか。
「アウフヘーベン」は50年ぐらい前によく聞いた記憶があります。
私のようなロートルには懐かしい言葉です。
インテリっぽい若者がこの哲学用語を口走っていましたね。
日本語では「止揚」ですが、意味はよくわからないのでやめます。
お笑いでは「35億」と「空前絶後の」。
このへんは、当人が顔を出しやすいので確実に入るんじゃないでしょうか。
私は、地味ですが「インスタ映え」が今年らしい言葉だったと思っています。
大賞発表は12月1日です。
いずれにしろ、今年もアレよという間に終わりそうですね。