見えるか、見えないか

週末から本日にかけて、早くも熱中症にかかりそうな暑さでしたね。

季節感がまるでありません。

 

暑さは本日がピークらしいですが、これからまだ梅雨寒とかあるのでしょうか。

体調維持が大変です。

 

 

さて、新語の話です。

 

この二日「へーえ、こんな言葉あるんだ」という言葉に出くわしました。

週末のテレビと、昨日の新聞です。

 

テレビを見ていたときは「なんじゃこれ?」と思った程度でした。

 

それが、翌日の朝刊にも出ていたので「わ、知らなかった」と確信しました。

 

つまり、私が気づかなかった新語で、すでに知っているという方もいらっしゃるかもしれません。

 

あくまで「当事者比」ということで、お読みください。

 

それは「見える化」です。

 

ニュース番組の中でやっていたのは、ある銀行が業務の活性化のために、行動が記録されるようなカードを社員が身につけて、上司が毎日違う人とランチに行くなど工夫します。

 

そのコミュニケーションの取り方と、業務の活性化の関係を「見える化」しようというプロジェクトでした。

 

そのときの説明者の「見える化」という言葉に、アレ?という違和感があったのです。

 

ところが、昨日の朝日新聞教育欄の見出しを見て、またアリャ?と思ったんです。

 

そこには「子ども貧困 見える化」とありました。

私が無知なだけということに気づきました。

 

記事の内容は日本の貧困研究で、聞き取り調査したデータを集めて、解決策を求めるために「見える化」するわけです。

 

今までの言葉で「可視化」のことですが、「見える化」とすると、よりポジティブな気持ちになれます。

 

ビジネス上においても、使いやすいんですね。

 

「見える化」という言葉に、すぐ「見えない化」を思い浮かべるのはどうなんでしょう。

とてもポジティブな人間とは言えませんね(私のことです)。

 

都合の悪いやり取りの記録を「見えない化」しちゃう省庁とか。

まあ、「見えない化」という言葉が使われることは今後もないでしょう。

 

 

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