また悲惨な事件が起きましたね。
イギリス・マンチェスターのコンサート会場での自爆テロで、22人が犠牲になりました。
今のところ判明していませんが、またISの犯行でしょうか。
それにしても殺伐としていますね。
それに比べると日本の安全さは際立っています。
欧米ではこれからまた負の連鎖が続くのでしょうか。
アリアナ・グランデは8月に日本公演の予定ですが、はたしてどうなるやら。
今回の事件とトランプ大統領のイスラエル訪問と関連があるのかも気になるところです。
さて、『毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術』(岩佐義樹 ポプラ社)という本から、校正の話を書きます。
著者は毎日新聞社用語委員会用語幹事を務めている方です。
今回は「ごぞんじですか」の「ごぞんじ」の書き方についてです。
「ご存知」「御存知」「ご存じ」「御存じ」とバリエーションがあります。
どれもまちがいとはいえませんが「日本新聞協会」としては「ご存じ」を原則としています。
つまりは「ご存じ」だけを使えばよいということです。
まず、最初の「ご」ですか、接頭語としては、ひらがながよろしいかと。
「御」を使うのは「御利益(ごりやく)」「御所」など固有名詞的なものだけです。
「御協力」でも、まちがいではないですが、手書きの場合もあるので、なるべくさくさくと「ご協力」でいきたいものです。
「存知(ぞんち)」という言葉もあるので、ごっちゃになりがちですが、「ご存知かな?」
まではよいとしても「いや存知ません」とは書かないので、やはり「存じません」「存じ上げておりません」が自然です。
新聞協会の原則どおり、シンプルに「ご存じ」を使いましょう。