1頭の蝶

リオ五輪の日本選手団は、絶好調といっていいんじゃないでしょうか。
競技史上初のメダルとか、何十年ぶりの入賞とか、ベストパフォーマンスが多いですよね。

男子ラグビーなんて、7人制とはいえ、ニュージーランド、フランスを撃破とは信じられまません。

あと、結果にまつわるドラマがおもしろいですよね。
感心したのはウクライナ体操のベルニャエフ選手。

記者会見で、内村への審判の「ひいき」に関する意地悪な質問に対し、横から内村を擁護する発言をしました。これぞスポーツマンシップの極致でしょう。

さて、今回は助数詞についてです。

助数詞とは、物を数えるときに使う言葉ですね。
1個、1本、1匹、1枚などが主なものです。

日本語には、この助数詞がたくさんあります。
欧米形の言語にはないむずかしさです。

花1輪など、非常に繊細ですよね。
でも「百万本のバラ」という歌があるように、数によって変わってきます。
花も多いときは「~本」でよいですね。
百万輪のバラといわれてもピンと来ません。

本来は多彩な助数詞ですが、面倒なこともあり、最近は簡便化の傾向にあるようです。

たとえば、ウサギは本来は1羽、2羽と数えますが、~羽はほとんど鳥類に使われているので、ふつうに1匹、2匹と数えられることが多いです。

同様に蝶も、学術上は1頭、2頭と数えますが、まちがいと思われやすいので、やはり1匹、2匹としています。

出版関係では、詩は1編、2編。俳句は1句、2句と数えます。
では、短歌はどうでしょう。

短歌は1首、2首ですね。

ほかに本の中で使われるのは、1行、2行。1部、2部。1章、2章。1項、2項。1節、2節。などです。

本に関しては、助数詞がけっこう多いことに気がつきました。
やはりこだわる方が多いのでしょうか。

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