球春もたけなわの今日このごろ、週末からプロ野球も始まります。
現在、甲子園では選抜高校野球が行われていますが、昨日珍しいことがありました。
史上初の2試合連続引き分け再試合ということで、日程が狂ってしまいました。
通常、準決勝の前に休息日(主に連投する投手の肩のため)が設けられていますが、明日引き分け再試合2試合が行われるので休息日が消えたのです。
ですので、明日再試合の4チームが優勝するためには4連戦しなければなりません。
これはちょっと選手には酷ですね。特に福岡大大濠の三浦投手は昨日196球を一人で投げ抜いていますから疲労・故障が心配されます。
将来ある選手に負担がかからないような日程・ルール作りが早急に求められますね。
ちなみに私の予想では、決勝は大阪同士の対決になるのではと思われます。
さて、『似て非なる言いまわし』から、今回は「道をつける」と「渡りをつける」です。
道とは、人が歩いたり、車が通るところですね。
林などで、道のないところに「道をつける」のが本来の意味です。
そこから転じて、人や物事の方向性という、抽象的な意味にも使われます。
「人の道を外す」「後進に道を譲る」などと言いますよね。
つまり「道をつける」とは、糸口をつくって、方向性を定めるということですね。
パイオニアの役目でもあります。
それに対して「渡りをつける」とは、つながりを持つ、コネづくりということです。
目的を達成するために、単身飛び込むという感じですかね。
それが失敗すると「門前払い」ということになります。
話し合い、交渉力が必要になります。
似たような言葉に「橋を渡す」がありますが、「橋渡し」は二者を仲介することで、自分はコーディネーターとしての役割になります。
道も橋も、もともとは人間の移動の手段ですが、そこから意味が広がっていくのです。
そういえば「梯子(はしご)を外される」という言葉も最近耳にしましたね。