拝啓

今日1月17日は阪神・淡路大震災があった日ですね。

あれから、すでに22年が経っています。

 

起こったのは朝5時46分ですから、やすんでいた方も多かったと思います。

東京では震度1程度の揺れだったので、テレビを見てびっくりしました。

 

とくに、高速道路の倒壊の映像はショッキングでしたね。

まさにグニャリという感じで曲がってしまっていました。

 

震災対策として、我が家も食料・水などは備蓄していますが、そろそろ期限が来ているので、入れ替えをしなければなりません。

 

乾パンなどは5年ぐらい持ちますが、最近はグルメ志向というか、カレーやミートソースなどもあるようです。

 

ただし、そういうものは賞味期限が短いので、昨日もカレー丼の具をうどんにのせて食べました。

 

こうした食品は災害時にも、おいしいものを食べたいというニーズに応じたものですが、個人的にはあまり意味を感じませんでしたね。

 

 

さて、『日本語150の秘密』から、今回は手紙で使う「拝啓」などの言葉についてです。

 

書き出しの「拝啓」は頭(とう)語、結びの「敬具」は結語になります。

いずれももとは漢語から来たいます。

 

「拝」は「おじぎする」で、「啓」は「申し上げる」なので「拝啓」とは「つつしんで申し上げます」という意味になります。

 

明治中ごろに、手紙の頭語として定着したようです。

 

この「拝啓」をグレードアップさせると「謹啓」になります。

よりあらたまった感じを出したいときに使います。

 

また「前略」は「前文を省略する」ということなので、目上の人に対して使うと礼儀知らずになります。

 

「前略」の結語は「草々」が多いですが、「草々」とは、「走り書きしてすみません」というニュアンスを表しています。

 

「かしこ」は女性専用の結語ですが、「おそれつつしむ」という意味で、もとは男性でも使用可でした。

でも、やわらかいことばなので、近世以降、女性のみが用いるようになったそうです。

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