和製漢字

これといったニュースがないのか、世の中すっかりバレンタインモードになっていますね。

もう? と思ってしまいますが、実質今週末がバレンタインデーという感じなのでしょう。

 

ちなみに今週の土曜日は「建国記念の日」で祝日です。

土曜日がお休みの人はなんか損した気分になります。

 

祝日が日曜と重なると月曜日が振替休日になりますが、土曜の振替休日はありません。

それが今年は今週を含めて4日もあります。

 

なぜ土曜日は振替休日がないかというと、法律で日曜日祝日の場合しかダメと決められているからです。

 

法律は当分変えられないでしょう。

 

天皇の退位、憲法改正、日米の諸問題などで国会は大変ですから休日の問題まで手が回らない状況です。

 

 

さて、このところ死語の世界をさまよっていましたが、戻ります。

 

以前、テキストに使っていた『みんなの日本語事典 言葉の疑問・不思議に答える』(明治書院)から、「和製漢字」についてです。

 

和製英語というのは聞きますが、和製漢字とは何でしょうか。

 

漢字は中国から来たものですが、中国にない日本特有のものを表すときは、オリジナルな漢字を作る必要があります。

 

これが和製漢字です。

正しくは「国字」と呼びます。

 

たとえば、日本に多い魚の名前などがそうです。

 

「いわし」は、初めは仮名(かな)しかなかったのですが、弱い魚という意味で「鰯」と漢字で書かれるようになりました。

 

同じ理由で「鱈(たら)」も国字です。雪の季節の魚という意味ですね。

国字には二つの意味の字を組み合せて作る(これを会意といいます)パターンが多いです。

 

田にいる鳥は「鴫(しぎ)」。

身を美しくするのが「躾(しつけ)」です。

 

国字の中には中国に逆輸出されたものもあります。

「働」です。

 

人が動くで「働く」ですね。

さすがにこれはよくできているので、中国でも使われるようになったのでしょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です