先週、父親の葬儀で、生前好きだった曲をかけようとして断られたという話を書きましたが、こんな話もあります。
ユーチューブで、ヒット曲を自分で歌って投稿する人がいますが、カラオケで歌ったものを投稿するのはダメだそうです。
去年、カラオケ機器の大手・第一興商が起こした訴訟で、メーカー側の全面勝訴で確定しています。
カラオケの楽曲には「著作隣接権」があり、保護されるのです。
ちなみにその曲は「Little Glee Monster」の曲で、ワンコーラスのみだったそうです。
カラオケ好きな方は頭に入れておいたほうがよいかもしれません。
さて、「できる大人の漢字2500」から、同じ熟語の読みわけです。
まったく同じ語で二通りの読み方がある場合は、文脈で判断するしかありません。
たとえば「大家」。
「たいか」とも「おおや」とも読みます。
「大家(たいか)」は「その道の大家」などと使い、その世界のトップクラスの人を指します。
「大家(おおや)」はアパートなどの家主のことで、たいていは大家さん、と「さん」がつきます。
ほかに「心中」も「心中(しんちゅう)お察しします」という心の中という意味と「無理心中(しんじゅう)」という複数の自殺の意味と二通り読みますが、これも文脈からほぼどちらかはわかります。
なかには文脈でも判断しづらいものもあります。
「人気」です。
「にんき」「ひとけ」と二通りの読み方があります。
「人気(にんき)」は「人気者」など、よく使う言葉です。
「人気(ひとけ)」は人の気配(けはい)ということで、「人気のない裏通り」などと使いますが「にんき」と区別がつきにくいです。
なので「人け」とひらがなを使ったほうがわかりやすいです。