イチロー選手の同僚だった、マーリンズのフェルナンデス投手が事故死したニュースには驚きました。
まだ24歳という若さでした。
メジャー屈指の投手だっただけに惜しまれます。
このように若くして亡くなることを夭折といいます。
夭は若い、瑞々しいという意味ですね。
「あなたは夭々としている」などと言えば、最大のほめ言葉ですが、まず言わないですね。
言われても、たぶんピンと来ないでしょう。
私にとって、天才の夭折といえば、いまだにジェームズ・ディーンと赤木圭一郎しか思い浮かばないのですが。
恐らく他の人を見過ごしているのでしょう。
さて、今回は四字熟語の続きですが、そもそも四字熟語の定義とはなんでしょうか。
私は、中国の故事を由来にしたものと思っていましたが、そうとはかぎらないようです。
漢字四文字で、初めて意味を成すもの、と考えればだいたいよいでしょう。
たとえば「文章教室」などの言葉は、文章と教室というそれぞれよく使われている二字の熟語を組み合わせただけなので、四字熟語には当てはまりません。
「捲土重来」とか、4つそろってなんぼの言葉が四字熟語なのです。
ま、ふだんはあまり使いませんね。
よく、聞きなれない四字熟語が登場するのが、相撲で、力士が大関・横綱に昇進するときの伝達式ですね。
新大関、新横綱が「不撓不屈の精神で」「一意専心で」「不惜身命の心で」などと使者にあいさつするシーンがよく取り上げられていました。
最近はモンゴル勢が席捲しているので、「一生懸命」「全身全霊」など、シンプルなものが多いですね。
近い将来、長らく出ていない日本人横綱が誕生するときにオッというような四字熟語を期待したいものです。
豪栄道関、稀勢の里関、頼みましたよ。
と、このように、かしこまった場、一世一代の見せ場にこそ、四字熟語は合うようです。
皆さんもプロポーズの際に使ったりしてみてはいかがでしょう。