恒例の流行語大賞のノミネート30語が発表されました。
正式には「2016ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)ですね。
今年は豊作といってよいでしょう。
「ゲス不倫」「SMAP解散」「ポケモンGO」。
それに「神ってる」「PPAP」「トランプ現象」も新たに加わりました。
「PPAP」は「ピコ太郎」、「トランプ現象」は「隠れトランプ」でもよかったですね。
あと、「文春砲」「センテンススプリング」は「ゲス不倫」に集約されますね。
「アスリートファースト」「都民ファースト」もちょっと似てます。
「レガシー」「盛り土」も入れると、小池さん関連も多いですね。
それから「新しい判断」なんてのもあったんですね。
これは知りませんでした。
安倍さんが、消費税UPを先延ばしにするときに使った言葉のようです。
これは「2016いいわけ大賞」「物は言いよう大賞」として特別枠を設けたらよいのでは。
どれが大賞を取っても不思議はないので、選考もたいへんかと思います。
結果は12月1日発表とのことです。
さて『なにげにてごわい日本語』から今回は「あんまり」と「あまり」の使い分けについてです。
つまりはフォーマルとカジュアルということです。
会社であれば、上司や取引先、顧客などに送るメール・文書などで「あんまり」「やっぱり」「ほんとに」などを使うと、こちらがマジメに対応しているとは思ってくれません。
あんまり→あまり
やっぱり→やはり
ほんとに→ほんとうに
としないとまずいです。
ほかにもカジュアル語はまだあります。
いろんな→いろいろな
今度 →このたび
よっぽど→よほど
特に「いろんな」はけっこう使ってしまう人が多いです。
「それは今やってますんで」なんてのもまずいですね。
「対応しておりますので」とかにしないと。
ま、私がここに書いている文章もかなりカジュアルですが。
そこは読みやすくするということでご容赦を。
Wordだと、下に赤い波線がついたりします。
「わかってやってんだよ」と言いたくなります。
「~している」が「~してる」と母音を抜かすのが、フォーマルでなくなる第一歩ですね。
「すみません」が「すいません」になるのは、子音が母音になる例です。
フォーマルとカジュアルの使い分けは当然とわかっていても、つい地が出てしまうので、フォーマルな文章を書くときには、書いたあと、ざっとでもいいいので、見直しましょう。