オーガニックな文章

都知事選の結果は、スリリングな接戦かと思いきや、小池さんの圧勝でしたね。

日曜日の夜8時に「大勢が決まるのは、まだだろうけど、いちおう見てみるか」とテレビをつけたら、いきなり当選確実と出たので、ありゃ? って感じでした。

こんなに早く結果がわかるのも、出口調査の力でしょうが、やはりNHKの調査力が圧倒的に強いように思えました。

初の女性都知事誕生に、海外メディアも注目しているようです。
ワシントン・ポストは「Tokyo elects~」という表現をしていました。
「東京が選んだ~」という言い方が面白いと思いました。

さて、前回『SNS時代の文章術』(野地秩嘉 講談社)に出ていた「お客さま」を「御客様」と意図的に漢字にして、ビジネス文書の格調を高くするテクニックを紹介しましたが、この本には、ほかにもおおいに参考になるところがありました。

まず「オーガニックな文章」「プレーンな文章」を書きなさいという提案。

この、オーガニック、プレーンという言葉に愕然としました。
私は、ずっと「シンプル」という言葉しか使っていませんでした。

確かに話題が食べ物のときに、オーガニックやプレーンをよく耳にしますし、使っていますよね。
しかし、それと文章を書くことと結びつけることにはまったく気がつきませんでした。

使い古された言葉「シンプル」とは、説得力が違ってきますよね。

あとは、文章力を身につけるには、やはり、よい見本から直接学ぶべきということ。
その好例として、村上春樹の翻訳などを挙げています。

私も、村上春樹は文章の達人だと思っていますので、そのとおりだとうなずいてしまいました。
どちらかといえば、エッセイのほうが好みではありますが。

それから、読解力をアップさせるためには、詩を読むのがよいというのも、なるほどと思いました。

詩には、けっこう、むずかしいというイメージがあるので、敬遠しがちですが、平明な詩を選べば、文章を書くうえでも、非常に役立つと思います。

なぜかというと、短い言葉で、多くのことを語れるのが詩だからです。
それと、詩はリズムが命です。優れた詩を読むと、そのリズム感を覚えられるのです。

この本には実例として、井伏鱒二と茨木のり子の詩が引用されていました。

私は特に、茨木のり子を万人にお勧めしたいですね。
あとは定番ですが、金子みすゞの詩が持つリズム感もすばらしいですよ。

詩を敬遠している方が多いと思いますが、文章力向上につながると考えると、読む気になるのでは? ぜひ、お試しください。

 

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