皆さん、先週のふたご座流星群は見られましたか。
私は水曜の夜、少し外に出てみましたが、あまりの寒さにすぐにギブアップしました。
家人は4つほど見たと言っていましたが、「ほら、あそこ」と言われても悲しいかな、動体視力が落ちているので見逃してしまいました。
それでも、満天の星の美しさにしばし和みました。
もう今週末はクリスマスと冬休みです。
昨日、近隣のショッピングモールに行きましたが、大変な混雑でした。
プレゼントを買わないと間に合いませんからね。
さて、『マジ文章書けないんだけど』(前田安正)から、句読点についての話です。
句読点の句点については、文の最後の「。」なので、あまり迷うことはないですね。
問題は読点(とうてん)「、」です。どのようにつければよいのか、迷うことがあります。
ざっくり言えば、現在は、あまり読点をつけない方向にあるといってよいでしょう。
ちなみに、私はどちらかというと、多くつけてしまうほうかもしれません。
これはもう癖のようなもので、あまりほめられたものではありません。
〈私は朝早く起きてヨガをした〉
この例文に読点をつけるとすると、
〈私は、朝早く起きてヨガをした〉
これは「私」を強調しています。
〈私は朝早く起きて、ヨガをした〉
これは「朝早く」を強調しています。
一般に読点は、その前の語句を強調する働きがあります。
ですので〈私は、朝早く起きて、ヨガをした〉とすると、ちょっと読点が多く、効果が薄れる印象になります。
読点をつけないと、文の意味が二通りになるケースもあります。
〈ここではきものを脱いでください〉
これでは二通りの意味のどちらか区別がしにくくなります。
〈ここで、はきもの(履物)を脱いでください〉
〈ここでは、きもの(着物)を脱いでください〉
と、読点をつけることで内容がわかります。
〈佳代と友だちの久美子が私の家に遊びに来た〉
これも来たのは一人なのか二人なのかが判然としません。
〈佳代と友だちの、久美子が家に遊びに来た〉(一人)
〈佳代と、友だちの久美子が、家に遊びに来た〉(二人)
と、はっきりします。