「の・の」文

歌手で女優のりりィさんが亡くなられましたね。
64歳と、まだ若い年齢でした。
ドリカムの吉田美和さんの義母にあたる方だとは知りませんでした。

「私は泣いています」を最初に聞いたときにはしびれましたね。
あの独特のハスキーボイスは耳に残ります。

ハスキーボイスといえば、元祖は青江三奈さんですね。
「伊勢佐木町ブルース」など、ブルースもので一世を風靡しました。

最近ではUAさんでしょうか。
外国には、けっこう強烈なハスキーボイスがいましたが、あまり有名な人はいないかもしれません。

こうした特長のある歌い手がいなくなるのは、寂しいかぎりです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

さて、『すっきり!わかりやすい!文章がかける』より、今回は「の・の文」「が・が文」についてです。

「の・の文」とは、

「東京の西の立川の駅前のラーメン店の店長のお嬢さんが」

というふうに「の」が続いてしまうような文です。

一般に助詞「の」を3回以上続けることは避けるべきとこの本には書いてあります。

ですので、

「東京西部・立川駅前にあるラーメン店店長のお嬢さんが」

と変えてしまいます。

あるいは、
「立川駅前にあるラーメン店、その店長のお嬢さんが~」
としてもよいです。

要するに丁寧に説明しようというあまり「の」が増えてしまうわけで、省略できるところは省略すればよいのです。

次に「が・が文」です。

「そのとき、先生がおっしゃっていたことが、のちのち私がやろうとしていることが正しいのだということを証明してくれたのです」

というような、ちょっとややこしい文章になります。

これは、

「そのとき、先生のおっしゃっていたことが、のちのち私のやろうとしていることの正しさを証明してくれたのです」

というふうに「の」をうまく使って、読みやすくなるようにします。

「は」もそうですが、同じ助詞を続けて使うと、文章が単調に陥りやすくなるので気をつけたいものです。

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