「だわ」「のよ」はギャル語だった!?

明日からGWだというのに水を差すようで申し訳ないですが。

政府が「地震予測地図」を公表しました。

 

4月27日に公表ですから、わざわざGW前にしたのでしょうか。

 

これによると、日本列島の太平洋側の確率が高いことがわかります。

特に千葉県から四国にかけての太平洋側が高いです。

 

この確率は今後30年以内のものです。

 

つまり今年かもしれないし、30年後かもしれないので、知ったところでなんともいえないところがありますが、特定の地点(市役所の所在地)で見ると千葉・横浜・水戸・高知・徳島・静岡が高めになっているようです。

 

それに比べて九州全域や本州の日本海側は低い確率ですが、昨年熊本地震が起こっているわけですから、これは日本全体の問題と捉えるしかありません。

 

まあ、今のところ私たちができるのは非常用の食糧を常備することぐらいです。

画期的な精度の予知システムができるのを待ちたいですが、どうなることやら。

 

 

さて、『日本語の謎を解く』から今回は「女言葉」についてです。

 

ときどき、女の子で一人称を「ボク」「オレ」と言うのに遭遇しますが、これは男言葉ですね。

 

もちろん男女平等の観点からすれば自由ですが、ちょっとたじろいでしまいます。

 

女言葉というのは、語尾の「~だわ」「~のよ」が代表的なものですね。

 

そのルーツは「女房言葉」で、14世紀ぐらいからあったそうです。

その名残が「お冷」とか「おみあし」といった言葉です。

 

このあたりの記述は『女ことばと日本語』(中村桃子 岩波新書)という本から引用されています。

 

「~だわ」「~のよ」「~かしら」はもともと明治10年代に女学生たちが使い出した言葉だそうです。

 

いまでいえば、ただのギャル語です。

ですので当時は「乱れた言葉」として認識されていました。

 

しかし、小説では女性だということを表すのに便利なので使われ始め、それが定着していったようです。

 

現在でも記号として便利なので、小説や映画のセリフなどで使われていますが、日常的には使われていませんよね。

 

実際には使われていないのに、フィクションでは、ないと不便というふしぎな言語が「女言葉」といえます。

 

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