「召す」でいこう

ファッションブランドのラルフローレンが苦戦してるみたいです。

 

マンハッタンにある「ポロ」が閉店とか。

昨年から従業員削減・店舗閉鎖が続いていて、とうとうニューヨーク5番街の店まで、という感じです。

 

たしかに、日本でもあのポロのロゴマークは見なくなりましたね。

いまやユニクロなどの安くておしゃれなものが人気です。

 

ラルフローレンでは、今後はネット販売に力を入れて立て直しを目指すらしいですが、やはり価格を安くしないとむずかしそうです。

 

 

さて『金田一先生に教わった敬語のこころ』から「召す」の使い方です。

 

「召す」はさまざまな行為の尊敬表現に使えるので、とても便利な言葉です。

 

「デザートを召し上がる」

「和服をお召しになられて」

 

など「食べる」「飲む」「着る」の尊敬表現が定番ですね。

 

ほかにも「お風邪を召されたのですか」と言えば「風を引かれましたか」よりもずいぶん上品になります。

 

「年をとった方」は「お年を召した方」のほうがよいでしょう。

 

「お気に入り」はブックマークでおなじみの言葉ですが、うっかり「お気に入っていただけましたでしょうか」と言うと、ちょっと変です。

 

「お気に召していただけましたでしょうか」がちゃんとした言い方になります。

「召す」を使いこなせれば、敬語はうまく行きますね。

 

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