現在、ゴルフのメジャー全米オープンが行われています。
初日を終えた時点で、日本選手の成績は、松山選手が出遅れていますが、まあまあというところ。
興味深かったのはミケルソン選手の欠場のニュースでした。
今回勝てばグランドスラム(メジャー全制覇)だったのですが、長女・アマンダさんの高校卒業式と重なったために、出場を断念したそうです。
アマンダさんがスピーチをするとのことで、卒業式出席は絶対でした。
そのうえでプライベートジェットで移動して、もし雨による中断などで競技の開始が遅れれば間に合うかもと、出場の道を模索しましたが、結局あきらめたようです。
いやあ、ナイスガイとしか言いようがないですね。
日曜は父の日ですが、ベストダディはミケルソンで決まりでしょう。
さて、『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』から、「反対語」についてです。
「入れ物」の反対はなんでしょう?
すぐには思いつかないですよね。
「入れ物」は容器のことですから、反対は「入る物」つまり「中身」ですね。
政治を見ても、賛成と反対があるように、世の中は「反対語」で成り立っています。
反対語によって「対立軸」が生まれ、議論になり、世の中が動くわけです。
この本には「反対語を意識すると文章が書ける」とも書いてあります。
光と影、日本と世界、地方と中央。
そこには、必ず対立軸があります。
対立軸を手がかりにして、自分の考えがどの辺にあるのか、これからどの方向に向かっていけばよいのかが見えてきます。
文章だけでなく、人生も反対語を基に考えると整理しやすいかもしれません。