年末ですが、世界各地でテロ事件が起こってますね。
ベルリンではクリスマスシーズンの人出を狙ったテロがありました。
この時期、クリスマス市(いち)が開かれていて、屋台などが出て人でにぎわうのですが、そこに大型トラックで突っ込むという犯行でした。
大型トラックを使用したテロはすでに何件か例があるので、今回も大型トラックをチェックすれば防げたのでは、という専門家もいます。
それから、トルコではロシア大使が射殺されるという事件が起きました。
犯人はなんと警官で、大使のすぐうしろで警護にあたっている振りをしていました。
このあたりの警備体制も不思議ですね。
犯行の理由はシリアの内戦がらみのようですが、このあたりのシリア・トルコ・ロシアの関係は日本からではちょっと理解できないかもしれません。
わかるのは、世界は複雑に絡み合っている、ということでしょうか。
そして日本は平和である、ということも。
さて、「日本語課外講座」の続きです。
例文です。
「例え、私ひとりだけになろうと、この運動は続けていきます」
この「たとえ、○○であっても」という仮定を表す「たとえ」は漢字で書くとすると「仮令」ですが、通常使いません。
第一「仮令」では「たとえ」とは読めませんよね。
だからといって「例え」と書いては、まちがいになります。
それから「あなたの美しさを花に例えると薔薇です」などという言い方の「例える」。
これも厳密には違います。
この場合の「たとえる」は「喩える」「譬える」を使います。
これまた、見慣れない漢字ですよね。
つまりは「たとえ~であろうと」「あなたを花にたとえると」の「たとえ」は漢字ではなくひらがなを使っておけばまちがいないということです。