昨日、今日と特に大きなニュースもなく、ワイドショーは停滞気味ですね。
あえて挙げれば、SMAP解散でしょうが、これは予想どおり、淡々と終わりましたね。
その割には長々とやりました。
テレビ局も来年はまたひとつ看板番組がなくなるわけですから、ここでやれるだけやっとこうという感じですかね。
最後に歌った「世界に一つだけの花」の収録が12月1日ですから、実質ずいぶん前に解散しているわけです。
生出演しなかったことに批判はありますが、それを受け止めて来年から各自頑張るしかありません。
さて、前々回にやった『悪文』の巻末にある「悪文をさけるための五十か条」から、今回は敬語の使い方です。
「『お』をむやみにつけない」
たとえば、「お」がつくと、意味が限定されたり、ニュアンスが変わったりする言葉があります。
「勝手」に「お」をつけて「お勝手」といえば、台所を指します。
また、他人の家を訪問して「ちょっと、この部屋はお寒いですねえ」などと言えば「こいつ、ケンカ売ってんのか」と思われかねません。
「お寒い」という言葉には「貧弱」「低レベル」というニュアンスが含まれています。
あるいは、家具店で、「このソファに、この色のクッションはどうかしら」と聞かれて店員さんが「そのほうが、お体裁がいいかと思います」などと答えたら、失敗です。
「あいつは、お体裁ばかり言う」など「お体裁」には「うわべだけ」「お世辞がうまく調子がいい」という意味があります。
なんでも「お」をつければよいというものではありません。