プロ野球は現在交流戦ですが、巨人が悲惨なことになってますね。
交流戦にかぎれば0勝6敗ですが、その前と合わせて10連敗中です。
あの長嶋監督時代の球団ワースト記録11連敗に並ぼうとしています。
巨人だけでなく、ヤクルト、DeNAを合わせた3チームの交流戦成績は2勝15敗とパ・リーグに圧倒されてますね。
プロ野球は巨人が強くないと面白くありません。
強い巨人を倒すのが他チームの選手の醍醐味なのですから。
その楽しみを奪ってはいけません。
はたして今日はどうなることやら。
さて、飯間浩明著『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』から「ことばの基礎知識」です。
今回は「せいぜい~」という言い方について。
たとえば私が、若い人に「いま、就職に向けていろいろ動いてるんです」と言われて、
「ああ、そうですか。せいぜい頑張ってください」
と答えたら、どう思われるでしょうか。
「いやな感じのおじさん」と思われるかもしれませんね。
ところが、「せいぜい」は漢字で書くと「精々」で「精を出して努力する」という意味があるのです。
「ぜひぜひ十分にマックス頑張ってください」という意味で言っているのですが、今は通じないということです。
「この店の会計、高いんじゃないか」
「いや、せいぜい1万円だろう」
の場合の「せいぜい」しか今は使われていないからですね。
「マックス1万円」ということなのですが、「せいぜい頑張ってください」と言っても「ありがとうございます」と感謝はされないでしょうね。
「十分に」という意味での「せいぜい」はもはや死語といえるでしょう。