グーグルの検索結果で逮捕歴を表示されるのは不当、と削除を求めた男性の裁判が決着しました。
男性は5年以上前に女子高生にお金を払って……という児童買春の罪で罰金50万円の略式命令を受けました。
以下、これまでの経緯です。
さいたま地裁は「忘れられる権利」を認めて削除を命令しました。
ちなみに欧州連合(EU)司法裁判所はこの「忘れられる権利」を認めているとのことです。
しかし東京高裁では「忘れられる権利は、法で定められた権利ではない」として削除命令を取り消し。
今回、最高裁で最終決定が出て、削除は認められませんでした。
男性の行為に対して「社会的に強い非難の対象。今も公共の利害に関する事実だ」と厳しい指摘です。
最高裁の決定はこれから先の同様の裁判に大きな影響があります。
もはやネットにおいて「忘れられる権利」は無きに等しいといえます。
法を犯した過ちによる不名誉は一生ついてまわると考えたほうがよさそうです。
さて、今日も死語の話を。
まずは「パーペキ」から。
ぐっさんがいまやっているCMに「パフェってパーフェクト(フランス語でparfait)の意味って知ってた?」と息子に言うシーンがありますが、パーペキもパーフェクトの意味です。
パーフェクトのパーと完璧(カンペキ)のペキをミックスしたことばです。
これは俗語の造語法の一つで「混淆」といいます。
前半が英語、後半が日本語です。
同じ混淆の俗語で「もちコース」というのもあります。
これは「もちろん」プラス「オフコース」でできています。
「もちコース」は私も知りませんでした。
けっこうベタなつくりです。
「もちろん」は単純に「もち」と縮めるのが定番でした。
これは造語法では「省略」で、「ろん」が略されているので「下略」になります。
反対の「上略」は「ともだち」の上を取った「だち」などがそうです。