すべては模倣から

今週もいろいろなことがありましたが、小林真央さんが亡くなったことでほかのことは

すべて消し飛んだ感があります。

 

それにしても、あまりにも若い死でした。

直前までブログを更新したのは、すごいとしか言いようがありません。

 

女性の生き方の見本として、長く語り継がれることでしょう。

 

明るい話題もあります。

藤井4段が明日29連勝に挑戦しますね。

 

彼の急成長ぶりはすごいです。

3段リーグで13勝5敗の成績ですから、決して無敵ではなかったのです。

 

若い人の、のびしろは計り知れません。

 

藤井君は新聞を毎日きちんと読むそうです。

それがあの落ち着き、知性につながっているのだと思います。

 

 

さて、今回から語源についてやりたいと思います。

テキストは『歴史から生まれた 日本語語源詮索辞典』(武光誠 創拓社)です。

 

まず、ベタなところから「学ぶ」です。

 

みなさん、どこかで聞いたことがあると思いますが、「学ぶ」は他人をまねする「まねぶ」からきています。

 

「すべての芸術は模倣から始まる」ということばもあります。

 

「学ぶ」の前は、学習することを「ならう」といっていましたが、「ならう」にもまた模倣の意味があります。

 

「前へならえ」ですね。

 

平家全盛の時代に「まなぶ」はまねをするという意味で使われていましたが、江戸時代の寺子屋教育の場で、師匠のまねをしつつ自ら考えることを「まなぶ」と言うようになり「学ぶ」という語が広まっていきました。

 

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